SSLサーバ証明書の比較

ホームページにSSLを導入する場合、ウェブサーバ向け電子証明書であるSSLサーバ証明書が必要となります。 当社では以下のSSLサーバ証明書の申請代行、サーバへの設定作業が可能です。

表にないSSLプロバイダの証明書を利用したい場合は、ご相談下さい。

SSLサーバ証明書各社比較



下記の情報は2008年10月現在のものです。各認証局の事情により予告なく変更される場合もあります。

サーバ証明書 価格/1年 書類 サイトシール ブラウザ
対応率
携帯 実在証明 最大強度 SGC対応 強化
認証
セコムパスポート
for Web
77,700円 必要※2 99% 対応 256bit × ×
セコムパスポート
for Web SR2.0
57,750円 必要※2 99% ほぼ対応 256bit × ×
セコムパスポート
for Web EV
141,750円 必要※2 99% ほぼ対応 256bit ×
ベリサイン
セキュア・サーバID
85,050円 必要※2 100% ほぼ対応 256bit × ×
ベリサイン
グローバル・サーバID
144,900円 必要※2 100% ほぼ対応 256bit ×
ベリサイン
グローバル・サーバ
ID EV for Mobile
229,950円 必要※2 100% 対応 256bit
ベリサイン
セキュア・サーバID
EV
170,100円 必要※2 100% 一部対応 256bit ×
ベリサイン
グローバル・サーバ
ID EV
229,950円 必要※2 100% 一部対応 256bit
グローバルサイン
クイック認証SSL
36,540円 不要 99% ほぼ対応 × 128bit ×
グローバルサイン
企業認証SSL
62,790円 必要※1 99% ほぼ対応 256bit ×
グローバルサイン
EV SSL
134,400円 必要※1 99% ほぼ対応 256bit
ジオトラスト
クイックSSL
プレミアム
36,540円 不要 99% ほぼ対応 × 256bit × ×
日本クロストラスト
Enterprise SSL
63,000円 必要※2 99% × 256bit × ×
日本クロストラスト
Enterprise SSL
for mobile
73,500円 必要※2 99% 対応 256bit × ×
日本クロストラスト
Enterprise EV SSL
165,900円 必要※2 99% 要確認 256bit ×
アルファSSL 12,600円 不要 × 99% ほぼ対応 × 256bit × ×
アルファSSL プラス 14,700円 不要 99% ほぼ対応 × 256bit × ×


1 帝国データバンク登録企業は不要です。
2 民間の信用機関への照合により組織の実在が確認された場合は不要です。

価格について

表示価格は、1年契約の価格です。
SSLプロバイダによっては、2年契約、3年契約などの価格設定があり、複数年契約だと割引が受けられます。

また、表示価格はSSLサーバ証明書の販売価格で、これ以外に申請代行料・設定作業料が掛かります。

書類について

ここで言う書類は、実在証明取得の審査に必要な書類で、組織の登記簿謄本など公的機関が証明する証明書の事を指します。企業の場合、帝国データバンクや東京商工リサーチなどの信用機関へ登録されている場合、書類提出は必要ありません。登録されていない場合は、3ヶ月以内発行の登記簿謄本の提出が必要となります。また実在証明付きでは無いSSLサーバ証明書のご利用時には必要ありません。

また、このほかに捺印した申請申込書の提出などが必要な場合がございます。必要書類についてはご依頼時、取得希望のSSL証明書によって何が必要かをお知らせ致します。

サイトシールとは

サイトシールとは、そのサイトがSSL証明書付きである事や第三者が実在を証明する事を、訪れたユーザーに知らせる為の画像です。この画像をクリックすると、証明書が表示されます。特にネットショップなどの場合は、このサイトシールの有無によって、ユーザーに与える安心感が違います。
サイトシール見本

証明書には、お客様のドメイン名や会社名などが表示され、サイトを証明する事が記載されています。

ブラウザ対応率について

その証明書が有効となるブラウザ(インターネットエクスプローラーやFireFoxなどのソフト)の対応率です。PC向けブラウザの場合、最近のバージョンならば、ほぼ対応しています。携帯電話向けブラウザの場合は、下記「携帯対応について」をご覧下さい。

■ 強化認証(EV認証)の場合
EV認証の場合、現在のところInternet Explorer 7.0のみ※アドレスバーが緑色になる事で、EV認証である事が分かるようになっています。それ以外のブラウザは、通常のSSL証明書と同様の表示方法で表現されます。
※他のブラウザでも順次対応してゆくでしょう。

携帯対応について

携帯電話の場合、搭載されているブラウザは機種毎に違います。その為、その対応率はばら付きがあります。最近発売された機種ならばほとんどが問題無く利用できるはずですが、少し古い携帯などは対応できない場合がございます。もし、そのホームページが携帯ユーザーも重視しているならば「ベリサイン グローバル・サーバ ID EV for Mobile」「セコムパスポートfor Web SR2.0」「日本クロストラスト Enterprise SSL for mobile」など携帯電話対応率が高いSSLサーバ証明書の導入をお勧めします。

実在証明について

実在証明付きじゃない場合の証明書は、そのサーバの存在を証明するもので、個人名でも取得出来ます。実在証明付の場合は、登記されている企業が条件で、その他にもSSLプロバイダから電話での存在確認などの審査を通過した企業や団体じゃなければ、取得が出来ません。その為、申込は少々面倒ではありますが、そのSSLプロバイダが存在を証明する為、訪問ユーザーに高い信頼感を与える事が出来ます。特にネットショップなどには高い効果を見込む事が出来ます。

最大強度について

強度は高い程、暗号化が複雑になる為より安全となります。但し、その強度はユーザーが利用しているブラウザに依存します。例えば、128bitまでしか対応していないブラウザには、最大強度が256bitのSSLであっても128bitでの通信となります。
その段階は40→56→128→256bitとなります。
もし、より高いセキュリティが必要な場合は、SGC対応のSSLサーバ証明書をご利用下さい。

SCG対応について

SSL暗号化通信はブラウザとサーバの暗号化強度のうち低いほうの強度で通信がされます。 SGC対応のSSLサーバ証明書では40や56bitの強度しか対応していないブラウザ利用時にも強制的に128bitまで暗号化強度を引き上げることができます。

強化認証(EV認証)について

強化認証とは業界統一基準に則って、企業の実在性を、より確実に認証するSSLサーバ証明書です。EV認証対応のSSLサーバ証明書を利用したウェブサイトアクセスの際(現在のところInternet Explorer 7.0のみ)には、アドレスバーが緑色に変化します。認証ガイドラインでは、ウェブサイトを運営する組織の実在性を確認する方法を厳密に規定しており、より確実な方法によって検証された企業に対して発行される為、フィッシング詐欺対策などに有効と言われています。この為、実在証明の審査以上の調査を求められますが審査に通過すれば、より高い信頼性を得る事が可能となります。

銀行、ローン会社、リース会社などの金融系企業や、セキュリティ技術のサービス提供を行う企業、有名メーカーなどフィッシング詐欺のターゲットになりやすい企業のお客様に導入をお勧めしています。

その他

上記に挙げた他、各SSLプロバイダではそれぞれ独自のサービスを提供しています。当社は、これらのサービスも考慮してお客様に適切なSSLサーバ証明書の導入をコンサルティング致します。

また、各SSLプロバイダでは万が一の事故(秘密鍵の流出など)の際に、その損害に応じて支払われる保証金の上限を定めております。この保証金額は各社のCPS(認証局運用規定)に記載されていますので、ご契約の際にはご一読下さい。

※CPSは、ご契約時にお客様にお渡し致しますが、各社ウェブサイト上でも公開されていますので、契約前に見る事も可能です。